それはいつもの平日
俺はリサリサ先生に頼まれてジョセフと仕事を任されていたのだが…
その肝心のジョセフがいない
全くどこに行ったんだと思い外に出てみると俺の探している奴は居た
「おい、ジョセフ!仕事を放ったらかしにしてどこに行ってたんだよ!」
「げっ!シーザー!静かに!」
「お、おい!なんだよ急に!」
「だから静かにしろって!」
ジョセフの後ろに立って声をかけてやると驚いた顔をした後すぐに焦って俺を建物の壁へしゃがませる
なんだっていうんだ、お前仕事中だぞ…
「おいジョセフどうしたんだよ、分かっているのか?仕事中だぞ?ジョナサンさんに言ってもいいんだぜ?」
「げっ、それは勘弁してくれよぉ〜シーザーちゃん…今はそんなことより一大事なんだよ」
「何が大事なんだよ…」
「見てみろって…ほら」
ジョセフが指差した先を見てみると
そこには彼の家に行った時に少しだけ目に入った隣に住む彼、そしてその隣には俺も溺愛してやまない
彼女が居た
「おい!ジョセフどういうことだ!そして隣の男は誰だ!」
「隣のは俺ん家の隣に住むDIOだよ!」
「なんでそいつがと一緒に居るんだよ!」
「知るかよ!俺も逆に聞きたいぜ!」
「ああ!わかったよ!俺が自分の耳で聞いてくる!」
「あっ!おい!シーザー!」
何も俺は知らないというような顔をしたジョセフに俺はいらっとしての元に行く
誰であろうとと一緒に居るところを見てイラつかないわけがない
「!」
『んぅ?』
可愛いな、可愛いなさすがだぜ
俺の声に振り返ったはアイスを食べていたのか口元についている、そんなところも可愛い
『あ!シーザー兄ちゃん!』
「!」
『わふっ』
「あっ!おいこらシーザー!急に飛び出したかと思ったらなにに抱きついてんだよ!」
「うるさいこのスカタン!お前のせいで俺は疲れてるんだ!癒しだ!」
「なんでだよ!?」
ぎゅうぎゅうとを抱き締める
抱き心地がいいし柔らかいしいい匂いがするし抱き締めてて落ち着くし、は本当に可愛い
なにやら呆れたように息を吐くジョセフと何か唸るような声が頭上から聞こえてきた
「WRYYYYY…ジョセフ、説明しろお前の説明次第で殴る」
「なんでだよ!?理不尽すぎんだろぉー!?」
「うるさい!貴様がこのDIOとのささやかなひと時を邪魔したのが悪いのだ!」
「ジョセフ、その方は?」
「だぁーかぁーらぁー俺の家の家の隣に住んでるDIOだよ!俺の会社の向かい側に立ってるでっけぇー
ビルあんだろ?そこの社長だよ!」
「なにっ!?」
今まで全く気がつかなったけど向かいのバカでかい会社の社長なのか…
ジョセフの家もそれなりに大きいがお隣もでかいから不思議に思ってたんだよな
なるほど、合点がいく
俺がそう脳内で整理していると目の前に居た彼は腕の中に抱いていたの腕を掴む
「ふん…ジョセフの友人か?さっさと貴様の腕に抱いているを離せ、が嫌がっているだろ?
」
『ちょっ…DIO兄ちゃん』
「は黙っていろ」
『むぅ…』
「生憎だが私とはデート中なのでな、邪魔されると困る…だからさっさと離してもらえるか?」
「んだとぉー!?DIOてめぇ羨ましいんだよ!」
「黙っていろジョセフ!私はお前と違ってとなかなか会えぬのだからな!?」
「嘘つけ!この間もお前の家に連れて帰ろうとしててだろうがぁー!」
「そうなのか?」
『うん、DIO兄ちゃんがアイス買ってくれるからって』
ジョセフとDIOと言う名の彼が言い合っている間に俺はに確認をとる
どうやら無理やりではなく本当のようだ
それなら邪魔はしたくてもできないし、なによりの困った顔を俺は見たくない
今回は立ち去るとするか…
「おいジョセフ、俺達にも仕事があるんだ戻るぞ」
「!でもよぉ…いいのかよシーザー」
「が言うんだから本当だ、お前も兄として妹が困る顔は見たくないだろ?」
「ぐっ…そうだけどよぉ…」
「ほう?ジョセフと違いなかなか話の分かる奴ではないか」
「おっと、勘違いはしないでくれよ?今回は俺も仕事があって邪魔ができないだけさ…
今度は俺と二人きりでの大好きなジェラートを食べに行こうか」
『うんっ!シーザー兄ちゃんありがとう!大好きっ!』
「俺もさ、ジョアン」
の目線に合わせて優しい目での目を見つめて言うと嬉しそうに俺の首元に抱きついてきた
全く、可愛い奴だ…
俺は挨拶代わりに頬にキスを送って離れる
「うりぃぃ…!!」
「じゃあな、」
「ー!何かあったらすぐに兄ちゃんに電話しろよー!」
『はーい!ジョセフ兄もシーザー兄ちゃんもお仕事がんばってねー!』
花が咲いたように、にぱっと微笑みながら手を振るとその横で怒ったように冷え切った目で俺を睨め
つけるDIOという男
なるほど、俺もうかうかしていられないってことか
「にしても…DIOの奴相当怒ってたなぁーこう言う時シーザーがスケコマシでよかったって思うぜ」
「おい、どういうことだジョセフ」
「だってよぉー?俺だったらDIOにあんな風に言えないぜぇー?」
「まぁジョセフだしな」
「どう意味だよ」
「そういう意味だよ」
「ちぇっ…なぁーんか気にいらねぇーけど!の笑顔見れたしがんばるか!」
「そうだな」
恋愛戦線
(あのシーザーとかいう男…!次に会ったらいくら動けようとも関係のない処刑法で…!)
(DIO兄ちゃん落ち着いて)
***
悠月さんのサイトが5000hitした記念でリクエストを受け付けるという文字に食いついて
即要望したのがこの作品です。家族パロなのでいつか出くわすんだろうなあ、という無理の承知で。
いつも愛らしいお話にもうメロメロです。悠月さん、有難う御座いました!!!