『お姉ちゃん!』 「?」 『Trick or Treat!!』 学校から帰ってきて慌てて昨日テレンスに作ってもらった衣装に早々に着替え 帰って来た時にリビングにいるのを見かけたお姉ちゃんに背後から声をかける 驚いた様子もなく不思議そうに首を傾げるお姉ちゃんにもう一度『Trick or Treat』と言った 「≪あぁ、お菓子だね。はいどうぞジョアン≫」 『えへへ、ありがとうお姉ちゃん!』 「≪どういたしまして、それにしてもジョアンの仮装も可愛いね≫」 『テレンスが作ってくれたの!お姉ちゃんにも作りたいって言ってたけど測らせてもらえないから  作れないんだってテレンス嘆いてたよ!』 「≪なにされるか分かったもんじゃあないからね、ジョアンの仮装が見れるだけで私はいいよ≫」 『私がお姉ちゃんの仮装見たかったんだけどなぁ…あ、お菓子食べていい?』 お姉ちゃんが頷いたのを確認してから綺麗にラッピングされたお菓子を開く キラキラ輝いていて食べるのがもったいないくらい美味しそうなお菓子を一口口に入れて あまりの美味しさに私は両手を頬に添えて堪能する お姉ちゃんのお菓子は本当に美味しい、テレンスのも好きだけどお姉ちゃんのも大好き! その美味しさを一生懸命伝えようとすると落ち着いてとお姉ちゃんに少し宥められた 『お姉ちゃんのお菓子本当に大好き!』 「≪ジョアンにそこまで喜んでもらえてよかった≫」 『えへへ、お姉ちゃんありがとう!』 「≪どういたしまして≫」 お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞ! (そうだお姉ちゃん!) (私からのお菓子はないから悪戯させてね!) (え?) ++++++++++++++++++ おまけもどき (名前無変換) 『ちゃん!トリック オア トリート!!』 「…………」 『ちゃん?あれ?』 「……≪ない≫」 『ないっ!?ないの!?ジョアンにはあって俺にはないの!?あ、分かったお菓子はお菓子でも  "ハロウィンのお菓子はわ・た・し"って』 「≪残念ながらそれもない≫」 『酷いよちゃん…あと地味に足踏むのも痛いよ…』 「≪ごめん≫」 『あんまりだ…あ、そうだ』 「?」 『はい、ちゃん手出して?大丈夫何もしないから』 「≪心配だなぁ…≫」 『大丈夫だって、はい俺からのハッピーハロウィン』 「≪私はまだ何も言ってないよ?≫」 『どうせ言うんだから一緒だよ!』 「…≪もしかして丞華くん手作り?≫」 『へへっがんばって作ってみちゃいましたぁ〜ん♪女の子には特別サービス…てねっ!』 「≪ありがとう≫」 『いーえ!俺はちゃんの笑顔が見れたらそれで幸せだよ!』 「≪女タラシめ≫」 『あはは、まぁまぁ許してよwって食べるの早いね』 「(……おいしい)≪丞華くん許してあげるからもっとこのお菓子頂戴?≫」 『あ、気にいってくれたんだよかった』 *** 悠月さん、あなたは女神ですか・・・!!? 再びジョアン嬢の姉をやらせてもらうだけでなく、まさかの丞華くんまで・・・!! ハロウィンネタでご一緒させてもらうなんて嬉しい限りです・・・! あまりにも話が美味しすぎてニヤニヤが止まりません。もう好きなだけイタズラしちゃって下さい!← 私もまた共演を企んでいるのでその時はできるだけ温かい目で見守って下さい。← 本当に素敵な作品をありがとう御座いましたッ!!!