『普遍的世路 番外編』
※ツイッターでの投げやりネタ
全力でシリアス話を練っていたら有り難いリプを頂いたので夢主コラボです…
が、シリアス要素そんなにないです微妙にある程度でほのぼの
部屋に入るとジョアンとちゃんがいた
二人はまるで本当の姉妹の様に仲が良い、ジョナサンや承太郎も見ていてほっこりするくらいに
かくいう俺もそんな二人を見るのが好きだ
俺もそんな二人の元に向かうためリビングに入っていった
「よっ、可愛いお嬢さんたちなにしてるの?」
『丞華兄!ちゃんとお話してたんだよ!』
「そっかそっか〜良かったなぁジョアンはちゃん大好きだもんな」
『うん!お姉ちゃん大好き!』
「ジョ、ジョアン…!」
「ふふふちゃんかわいーってあいたたたた痛いって」
ジョアンの突然の告白に照れているちゃんを見ていたら思いっきり頬を抓られた
ちょっと痛かったけどちゃんは優しいから手加減してくれたんだろう優しいなぁほんと
抓られてもニコニコしていた俺を見てひいたのか
ちゃっかりジョアンを膝の上に座らせているちゃんは俺から少し距離を取った、悲しい
『う〜〜ん』
「どうしたの?ジョアン」
『ねぇ、ちゃん膝枕して?』
「いいよ、はい』
『えへへ、ありがと!』
「あ!ジョアン羨ましい!」
『えへへー、いいでしょ!こういうの女の特権って言うんだよね!』
「ちぇー」
「そんな期待を込められた目で見ても丞華くんにはしてあげないからね」
「あはは、ですよねー」
渇いたような笑いをこぼしてみる、なかなか手厳しいぜちゃん…
そんなことを思っているとジョアンはもう寝たようだ、
まるでの○たくんだな我が妹よ
ジョアンの髪を優しい手つきで撫でるちゃんに俺も少しだけ妹の寝顔を観察していた
嬉しそうな顔で寝ていらっしゃることで…これは承太郎も見たらびっくりもんだな
なんて俺もうとうととし始めている手前温かい何かが
髪の毛をふわふわと撫でている感触に気がついた
「えっ、あ…ちゃん?」
「丞華くんの髪、前から思ってたんだけどふわふわだよね…」
「そーかな?」
「うん」
「そっかぁ…へへっ頭撫でられると落ち着くんだよなぁ」
「嫌じゃない?」
「ぜーんぜん、むしろ心地いいよ撫でられるのは」
「それ他の子にも言ってるんじゃ…」
「あら、ばれた?でもほとんどは狸寝入りだよ…」
「狸寝入り…ね」
「自分で言うのもアレだとは思ってるんだけどさ…俺って結構モテるし軟派男じゃん?
悩みなんか一つもなくて陽気で一人でもなんでもできる人だーって思われてる訳、
でも実際そんなこと全然なくてさ一人は怖いし悩みもたくさんあるし
不安ばっか抱えてる訳で…なかなか背中を安心して預けれる人なんていないんだ、
本音でぶつかれる相手っても弟くらいだよ、だから他人の前じゃ寝れないんだよね警戒して」
「…私の前でも狸寝入り?」
「…さぁ?どっちでしょーか?」
「またそうやってごまかして…」
「ごまかしてるなんて!そんなことないよ〜でもまぁ…
ここまで話せる相手なんて気の許した相手しか…」
「丞華くん?」
「すぅ…Zzz」
「おやすみ丞華くん」
ボツその1
いつも周りから陽気だね、悩みがなさそうで羨ましいなんて言われるけど
彼らから見たら本当に俺はそんな人間に思われているのだろうか、
確かに生まれてこの方自分が泣いたのはいつだったか、
辛く重い様な悩みを抱えていたか何てあったようななかったような、
昔のことなんて覚えていない
いつものように女の子を口説いて抱いてさようなら、それの繰り返しだ
「それじゃあまた明日ね丞華くん!」
「また明日!」
『ばいばい、可愛いお嬢さんたち気をつけてね』
「はーい!」
女の子たちが笑顔で俺に手を振って講義室から出ていく
少しだけきつすぎる香水が鼻にツンときて痛い、
机の上に置かれていた自分のノートとペンを乱雑に鞄にしまい俺も席を立った
そんな俺を見計らったかのように女の子たちが俺の腕に抱きつく
最近の女の子はなんとまぁ肉食なことで…
嬉しい限りだけども最近は少しばかり清楚系が恋しかったりする
くだらない話をしつつ校門まで足を進める、するとそこには人だかりができていた。
なんだなんだと俺も様子を見るとそこにはよく見知った子が立っているではないか、
俺は嬉しくなって腕に絡んでいた女の子の腕をやんわり離して彼女へ向かって歩いて行った
『ちゃん!ちゃんじゃあないか!』
「!…丞華」
『俺を迎えに来てくれたの?
ははっ、嬉しいなぁちゃんに会えるなんて思ってなかったよ!
ああそうだね早く帰ろうかあんまり目立つとちゃんも困るもんね!
それじゃあ行こうか!』
「はっ、ちょっ…ちょっと!」
珍しく少し焦った自分に内心笑みがこぼれる、
ああ明日はきっと女の子たちに囲まれるなぁ。
俺はなんて人気者なんだ有り難い
ちゃんも何かを察してくれたのかあれから何も言わず
ただただ家に帰るまでずっと俺の手を握ってくれていた、
ちゃんの様な優しい子俺大好き
『ごめんね、急に。手繋がれるの嫌だったでしょ?』
「いや、大丈夫だよ」
『ほんとに?ならいいんだけどね』
***
がつがつくる女の子はちょっと苦手だったりする
一度しか関係持ってないのに彼女面されたりとか
よくあるネタの話になりそうだったので
それとあまりちゃんを人目にさらしたくなかったんだと思う。
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ボツその2
思えば俺はいつも誰かの背中を追いかけていたような気がする、
追いかけるのに必死で休むことなんてしなかった。
走って走って走り続けて届いたと思って伸ばした手は空をかいて
また君の背中が遠くなっていた
俺はいつになったら君に届くんだよ、俺を置いて行かないでくれ
何度願っても君は俺を置いて逝ってしまった。
俺はあと何回頑張ればいい?あとどれだけ努力すればいい?
お願いだよ返事をして、行かないで―――。
「丞華」
「っ!あー…ごめんちゃん俺寝ちゃってた?」
「寝ていたというより魘されていた?と言う方が正しいかな…」
「マジでか、うわーすっげ恥ずかしい」
「悪い夢でも見てた?」
「いや…懐かしい夢見てた俺がどーんなに頑張っても
待っててくれない人との思い出」
「…ごめん、嫌なこと聞いたかもしれないよな?」
「そんなことないよ!そんな顔しないでよ俺ちゃんの悲しい顔なんて見たく――
「そういう丞華だってそんな顔しないでくれ」
「えっ」
「丞華はいつも笑ってるようで笑ってない」
「あはは、そんなこと…」
「そんなことあるんだ、いつも泣きそうな顔してる。
でもそれを気づかれない様に無理して笑ってる私や承太郎が
気がついてないとでも思っていた?私たちじゃ、丞華の頼りにならない?」
「そんなことないよ、いつも頼りにしてるよ」
「丞華…!」
「ごめんってば、怒らないでちゃん…本当はね俺依存しちゃいそうで怖いんだ」
「依存…?」
「本当は誰かにすがりたくて必要とされたくて寂しがり屋の構ってちゃん、
俺が一人の女性を愛せないのもそのせいかもしれないみんなに必要とされたくて
愛されたくてたくさんの女の子抱いて満たされようとしてた…でもそんなことなかった。
ずっとずっと一人だった、こうでもしてないと俺がいつか壊れそうで怖かった…
でもちゃんいつも俺を止めてくれてた凄く嬉しかったよ」
***
普通に誰の前でも寝る世路主の話だったもの
強さ反面弱いところもたくさんある
普通に人前で寝るけどいつも悪夢ばかり見ていた
しかし誰かに縋りたい依存したい欲が強すぎて何が書きたかったのか
分からなくなったので没
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ボツその3
いつものように朝目が覚めた、今日は朝帰りはしていない
と言うか昨日の晩引きずられて帰ってきたから女の子と話してない、
悲しいかなでもあの子を困らせるわけにはいかない、
布団から起き上がりあくびをかみ殺して俺は部屋を出た
リビングに足を向けるとそこにはもうすでに起きていたちゃんがいた
あーちゃんはじいちゃんのお友達で俺の中に(性格に言うと憑依して)いる
ジョナサンとも知り合いなちょっとミステリアスな女性、そこもまた素敵だ
っと、話はそれたけどまぁじいちゃんのふかーい知り合い昨日から家に泊まっている
俺や承太郎も幼少期に何回かあっているが俺よりも小さい背に可愛らしい容姿で
俺と同い年なんじゃないかと錯覚を覚える、
そこらあたり教えてくれないからほんっとミステリアスでも素敵だ。
「ちゃんおはよっ」
「!おはよう丞華」
「早起きだね」
「朝食作るのを手伝おうと思ってホリィさんより早く起きたんだけど…」
「母さんに追い出されたと」
「まぁそういうことになるな」
「ちゃんお客様だしゆっくりでいいんだよ?」
「そういうわけにもいかない!」
「はいはい、落ち着いて」
なぜか力強く手を握り力説するちゃんを落ち着かせる
母さんほんと好かれてんね〜と思いつつ、じいちゃんなんてまだ寝てんのにさ
***
ほのぼのを目指していたお話
しかしあまり進展もなくただ本当にほのぼのしていたので没
***
悠月さんから頂いた素敵なお話に食いつく私はこれでも通常運転です←
是非、丞華くんの友達に・・・!とtwitterでやり取りしたら
まさかこんな素敵な作品を・・・!!しかもボツネタまで嬉しい限りです!
とてもボツとはいえないクオリティ・・・!
本当にありがとうございましたー!!