*会話の内容が内容なのでお好きな方のみどうぞ *決して二人は人肉派とか人食いではないです 「観ていて思うのですが・・・・・・。」 「何だい?君から口を開くなんて珍しいな。」 「あれって美味しいんでしょうか。」 そう言う彼女の目線を追ってエンドロールが流れるテレビ画面を見る。 さっきまで撮影カメラ視点というゾンビ映画を暇つぶしがてらに観ていたのだ。 「どう考えたって不味いでしょ。見た目悪いし、もう死んでるから腐ってるんじゃない?」 「ゾンビの方ですか?」 「あ、人間の方なの?」 「はい。」 「ん〜〜〜人によるんじゃない?痩せてる奴は栄養なさそうだし、  肥満体だからって脂肪がたくさんあるからなあ。」 「ゾンビが好み選んで襲うわけじゃなさそうですね。」 「だって死んでるんでしょ?  数多くのゾンビ映画があるけど、そもそも何故人を襲うのか分からないね。  家畜の方が美味しいと思うんだけど。」 「人口が多いからでは?たまたま目に入ったのが人であるとか。」 「よく分からないなあ。  あんな雑魚キャラ、頭を消せば楽なのに恐怖の対象になるのか。」 「汚れますけど指一本で済みますね。」 「・・・・・・で、何ではそんなこと聞いたの?」 「ゾンビから見て人間はそんなに美味なのかと疑問に思いました。」 「人肉に興味があるわけじゃないんだ。」 「はい。ビルス様はどうですか?」 「ないね。食用対象として見るの一度もないし。」 「・・・・・・お二方、一体何の話をしているのですか?」 「「人間は美味いか否か。」」 その後、教育に悪いという理由でゾンビ映画観るのを禁止された。